■1150形(元神戸市電)

■実車ガイド■
 昭和30,31年に製造された元神戸市電の車両。当初は既に登場していた1100形を基本に間接制御・カルダン駆動の高性能車としてデビュー。しかし初期故障に悩まされ車庫で休むことが多かったため、直接制御・吊りかけ駆動に改造され性能を1100形と同一にしました。神戸市電廃止後、全8両のうち1155号(現地永久保存車)を除く7両が570形・1100形とともに広電へ移籍、1158号を1155号に改番して欠番を埋め、広電の車両大型化に大きく貢献しました。
 しかし、プリペイドカード読み取り機取り付けによって車内が狭くなり、運転手・乗客からクレームが出だしたため、1100形共々廃車対象形式になってしまいました。それに拍車を掛けるかのように、1152号が事故廃車、さらに5000形量産車の増備により1153・1156を除く1150形が運用離脱、即解体されてしまいました。そして平成13年3月以降、稼動車は1156号のみとなり、1153号は休車として江波車庫に留置されていました。しかし2003年3月に廃車解体されたために、現在は1156号だけが残り、事故廃車になった1105号のハノーバー塗装を受け継いでラッシュ時を中心にがんばっています。




小雨の降るなか広島港(宇品)をめざす1156号
’06.12.29 十日市町〜本川町にて



日中の5号線で走行中の1156号
急激に数を減らした元神戸市電の貴重な生き残りとして奮闘している
’06.8.21 広大付属学校前〜県病院前にて

1150形諸元(現存車)
形式 1150
両数
車号 1156
定員 80人(うち座席36人)
自重 16.45t
最大長 12,700mm
最大幅 2,438mm
最大高 3,655mm
主電動機 SE−133
出力 38kw×2
制御/駆動方式 直接制御/吊りかけ駆動
製造年 昭和31年
車体製造所 川崎車両
備考 神戸市交通局より購入,冷房車


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