■2000形

夕方のラッシュ輸送で活躍する2004+2005号
’04.8.25 天満町にて
■実車ガイド■
 850形(現350形)をもとに、直通電車としてよりふさわしい装備をもって登場したのが2000形です。当初は1両ボギー車として製造され、2004号から2009号までは自社工場で製作されました。その後連接車の登場により輸送力不足となるのを受け、昭和49年に2両永久連結化工事が施工され、この際偶数番車が広島駅側とされ4編成がそろいました。さらにその後冷房改造や前面近代化などのリニューアル工事が施行されています。
 5000形GREEN MOVER登場以降は日中の直通運用から外れ、朝夕のラッシュ輸送で活躍してきましたが、平成21年10月をもって全車が引退しました。現在は2004+2005号の1編成のみが休車扱いで荒手車庫に留置されています。

 連結化されなかった2001号は事業用車となり、高床式電車の千田車庫への回送控車などに使用されましたが、晩年はまったく動かず荒手車庫に留置されていました。冷房改造や近代化工事を受けず、2000形の原形を保つ貴重な存在でしたが、新型車両の導入で荒手車庫が狭くなるため、平成15年10月に廃車解体となりました。

2000形諸元
形式 2000
両数 9(2両4編成+1両単車)
車号 2001〜2009
定員 174人(うち座席72人):2両連結車
自重 38.12t
最大長 24,280mm
最大幅 2,440mm
最大高 4,184mm
主電動機 NE−30A
出力 30kw×8
制御/駆動方式 間接自動制御/吊り掛け駆動
製造年 <2001〜2003>昭和35年
<2004〜2009>昭和37〜38年
車体製造所 <2001〜2003>ナニワ工機
<2004〜2009>広島電鉄
備考 2002〜2009:2両連結化(昭和49年)、全車冷房車
車号・写真 所属 運用 製造年 備考
2001 廃車 事業用車 1960(S.35) 2003年廃車
2002+2003 廃車 鉄軌直通運用 1960(S.35) 2010年廃車
2004+2005 千田車庫 鉄軌直通運用 1962(S.37) 休車
2006+2007 廃車 鉄軌直通運用 1962(S.37) 2012年廃車
2008+2009 廃車 鉄軌直通運用 1963(S.38) 2012年廃車

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