■EF67 0・100番台

 
山陽本線瀬野〜八本松間(通称:セノハチ)は、22,5パーミルの急勾配に急カーブが連続する難所としてかつてから知られています。貨物列車は単独ではここを登れないため、昔から貨物列車の最後尾に補機を連結して、本務機といっしょに列車を走らせる方法がとられてきました。このような運転方法を協調運転といいます。ちなみに下りは補機は必要ないため、補機機関車は単独でセノハチを下ります。
 かつてセノハチではEF53とEF56を改造したEF59と、EF60から改造されたEF61 200番台が使用されていましたが、EF59置き換え用に投入されたEF61 200番台は構造上重連使用ができず1000t以上の重貨物列車には使用できなかったため、1000t以上の列車にはEF61 200番台登場後もEF59の重連が補機についていました。 しかし、EF59は旧形機関車の改造であるため老朽化が激しく代替機投入が急務となりました。そこで昭和57年にEF60最終グループを改造して登場したのがEF67です。直流機初のチョッパ制御方式を採用しており、また下り単機回送では中間台車の電動機を回生ブレーキとして使用し省エネ化を図っています。さらに1エンド側(東京側)には、八本松駅構内での走行解放に対応するための小さなデッキと貫通ドアが付けられました。塗装は広島の県木であるもみじをイメージしたオレンジ色を採用しています。
 JR化後、今度はEF61 200番台を置き換えるためEF65 131〜135を改造した100番台が登場しました。この100番台は1エンド側にデッキや貫通ドアがないため、EF65をオレンジ色に塗装したような外観です。平成15年からは101号機を初めに更新工事が施工され、機器の更新・シングルアーム化(103号機から。後に全車。)・塗装変更などが行われています。
 なお八本松構内での走行開放は2002年3月で廃止されたため、現在0番台と100番台は共通運用で使用されています。



補機仕業で活躍中のEF67 103
’04.8.25 瀬野〜八本松にて

コンテナ列車をサポートするEF67 3
’05.8.25 瀬野〜八本松にて

補機仕業に就くEF67 3
’04.3.19 八本松〜西条にて

0番台はEF60後期車からの改造
車齢を考えると何らかの動きがあると思われる
’04.3.19 西条〜八本松にて

100番台は赤いEF65といった外観
105号機の更新完了により原形100番台は消滅
’04.3.19 八本松にて

補機仕業に就くEF67 2
’04.3.19 八本松〜西条にて

補機仕業を終え単機で下るEF67 2
’04.3.19 西条〜八本松にて

車体延命工事が施工されたEF67 103号機
パンタグラフがシングルアーム式に変更された
’03.10.26 JR貨物広島車両所(一般公開)にて

1エンド側に走行開放のためのデッキを持つ0番台
走行開放は2002年3月で廃止された
’01.11.18 西条にて



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